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不動産鑑定士を持つ司法書士に依頼するメリット

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不動産にまつわる手続きでは、法的な知識だけでなく、物件の価値を正しく把握する力も求められます。
そのため、不動産に精通した専門家のサポートが重要です。
今回は、不動産鑑定士の資格も有する司法書士に依頼するメリットを解説します。

不動産鑑定士と司法書士の違い

不動産鑑定士は、不動産の価値を判断し、評価書として明文化する国家資格です。
一方で司法書士は、不動産登記や法人登記、裁判所に提出する書類の作成などを担う法律専門職です。
両者の業務範囲は異なりますが、不動産をめぐる案件で密接に関わるケースも少なくありません。

不動産鑑定士資格を持つ司法書士の強み

不動産鑑定士資格を持っている司法書士には、以下のような強みがあります。

  • 適切な不動産評価に基づくアドバイス
  • 相続や遺産分割でのトラブル防止
  • 不動産売買におけるリスク回避
  • 不動産担保や企業再生における活用
  • ワンストップサービスの提供

それぞれ解説します。

適切な不動産評価に基づくアドバイス

不動産鑑定士の知見により、単なる登記だけでなく、不動産の市場価値や収益性などの情報も加味した総合的なアドバイスが可能です。
相続などで公平に分配したり、売買で適切な価格設定をしたりするのに役立ちます。

相続や遺産分割でのトラブル防止

相続時に不動産の評価をめぐって、親族間で対立が生じるケースも少なくありません。
上記の場面でも、不動産鑑定の視点から根拠ある評価を示し、合意形成をサポートします。
司法書士としての登記手続きも一括して任せられるため、さまざまな手間も軽減されます。

不動産売買におけるリスク回避

鑑定士資格を持つ司法書士であれば、法的リスクを見通した対応が可能です。
価格の妥当性を第三者的に評価できるため、こちら側にとって一方的に不利な取引を回避しやすくなります。

不動産担保や企業再生における活用

資金調達や債務整理の場面では、不動産担保の評価が重要な判断材料となります。
鑑定士の視点で担保価値を見極め、司法書士としての担保権設定登記まで対応できるのは大きな利点です。
特に中小企業の再生支援などでは、両資格を有する専門家の存在が重宝されます。

ワンストップサービスの提供

鑑定と登記の両方を依頼する場合、通常は別々の専門家に依頼する必要があります。
しかし両資格を持つ司法書士であれば、窓口を一本化できるため、やりとりの時間を大きく削減できます。

まとめ

不動産鑑定士の資格を持つ司法書士に依頼すれば、法律面だけでなく、経済的な視点も取り入れた対応が可能となります。
相続や売買、企業再生など、多岐にわたる不動産案件で心強いパートナーとなるでしょう。
不動産に関して確実でスムーズに対応してもらいたい場合は、登記と鑑定の知識を兼ね備えた専門家に相談するのがおすすめです。