株式会社山本不動産鑑定・山本司法書士事務所

商業登記簿

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商業登記簿とは、会社法、商法の規定により、商人に関する取引上重要な、その会社に関する商号(会社の名前)・会社の事業目的・本店・役員の詳細などの一定の事項が載っている帳簿のことです。この制度により、取引する相手の法人が何者であるか・存在するのかを知り、取引の安全と円滑化を図ることが出来ます。また、事業者自身も公に明らかにすることによって自己の信用保持をすることが出来ます。登記制度は、その会社の信用を保持し、取引の安全を保護する役割を担っています。商業登記簿には、すべての登記区分が記載されている全部事項証明書(=謄本)と全部事項証明書の中から必要な区を選択して、抜き出した一部事項証明書(=抄本)があります。また、商業登記簿にはいつの情報かによって現在の登記の内容含めて過去約3年分に登記された(変更された)情報である「履歴事項証明書」と、 現在の登記の内容である「現在事項証明書」と、3年以上前の情報(履歴事項証明書に載っていないもの)や何らかの理由(移転・倒産など)ですでに閉鎖された登記の情報である「閉鎖事項証明書」があります。