株式会社山本不動産鑑定・山本司法書士事務所

政策金融公庫の根抵当権設定

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政策金融公庫からの借入、根抵当権設定は、起業を考えている方は是非押さえておくべき制度です。そもそも政策金融公庫とは、公的な性格をもつ日本の政策金融機関の一つです。そのため、民間の金融機関ではなかなか借り入れを行いにくいような、若者・女性・シニア世代などの起業家や、経営が悪化している企業などでも融資を受けることができます。さらに民間の金融機関から借り入れを行う場合、債権額の0.4%が登録免許税として課税されますが、個人や資本金5億円未満の法人については、政策金融公庫の根抵当権設定登記では登録免許税が非課税になります。また、抵当権設定登記でも同様に登録免許税が非課税になります。なお、根抵当権とは、一定の範囲内の不特定の債権を極度額(金融機関が貸し出す資金の最高限度額)の範囲内で担保する担保権のことをいい ます。根抵当権を設定することで、金融機関から事業資金を何度も借り入れる際にその都度抵当権の設定・抹消を行わなくてすむことになります。