生前、どうしても特定の親族に遺産を渡したくないと思っている場合、本人の意志によってその人の相続権をはく奪する事ができます。これを相続人の廃除といいます。これを行うと、排除された人は故人とどのような関係であったとしても、遺産を受け取る事ができなくなります。ただ、廃除の申請が認められるには、本当に廃除に見合う場合で、さらに家庭裁判所が廃除を許可する判断する必要があります。例えば、虐待や、非行・犯罪などを繰り返すといった理由が無ければ、なかなか認められません。どうしてもこの人には相続させたくない、財産を渡したくないと思っている場合は、必ず遺言書を作成しておくことが必要です。また遺言書を作成する場合は、法的に有効なものにするため、所定の形式を守っていること、必要なポイントをしっかりと押さえた内容にすることが重要になります。個人での作成が難しい場合は、司法書士などに依頼して作成するのも賢い選択です。
相続人の廃除
山本司法書士事務所が提供する基礎知識と事例
- 後見人の報酬
知的障害者や認知症患者は、生活の中で自身に不利な契約を結んでしまう...
- 法定後見制...
法定後見制度は、認知症や知的障害など判断能力が不十分な人を保護する...
- 法人登記簿謄本
法人登記謄本とは、法人設立時に法務局において設立した旨を記載した登...
- 法定後見人の仕事
法定後見制度は、判断能力が不十分な人を法的に保護する制度で、判断能...
- 八戸市 司...
八戸市にお住まいの方で、相続手続きのご依頼や、遺言作成のご相談、成...
- 相続
相続とは、ある人が亡くなった際、その人が生前持っていた財産などを配...
- 成年後見登...
成年後見登記制度とは、法定後見制度・任意後見制度の利用内容や、成年...
- 遺言書の保管方法
自分の死後、遺言書に沿って遺産相続を進めてもらうためにも、紛失や保...
- 七戸町 司...
七戸町にお住まいの方で、相続手続きのご依頼や、遺言作成のご相談、成...
山本司法書士事務所(青森県八戸市)|相続人の廃除